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地域活性化

木造校舎は地域のシンボルであり貴重な地域資産です。少子高齢化・過疎化等に伴い日本から次々と木造校舎が失われ、学校を核としていたコミュニティが崩れ、農地は放棄され、里地里山が荒れ、生態系が乱れ、生物の多様性が失われていく・・・。そして地域の人々の暮らしも脅かされていく。
多様な人々と協働しながら、未来を拓く子どもの育成、里地里山の再生保全活動、活性化活動を実施していきます。

地域交流

那珂川×月島 子ども交流キャンプ

農家の方、育成会の方、漁業組合の方や教育委員会の方々と一緒に那珂川町(栃木県)と月島(東京)の子ども交流キャンプを開催。

那珂川町の子どもが地元の遊びを教えたり、月島の子どもがもんじゃを紹介したりと互いの地域の良さを教えあいます。自然の中で、異年齢、異地域の子ども同士が交流し、探究心、好奇心が刺激され、ひとまわり大きくたくましく。

里地・里山の再生・保全活動 −森の学校農園(田んぼ・畑・堆肥所)−

生物多様性と地域づくりをテーマに!! 地元の方々とトンボの里作り推進プロジェクト

農薬を殆ど使用しないで育てています。

生物多様性と地域づくりをテーマに!!
トンボの里作り推進プロジェクト
ー生物多様性と持続可能な棚田の~もち米づくりー
校舎裏手に、まわりを雑木林に囲まれた素晴らしい谷津田があります。谷津田はまわりの自然をふくめて、多様な種の植物の生育、昆虫や小動物の生育にとっても良い環境で、豊かな生態系が形成される場所です。しかし、残念なことにその谷津田は、30年ほど使われることなく、遊休農地になっていました。 その谷津田を開墾し古代米(黒米)などのお米を育てることにしました。

開墾第1回(2009年12月27日)

スゲやススキなど、田んぼ一面をおおっていた草をみんなで刈り取りました。刈り取った後の田んぼはスッキリ! 寒さを覚悟して作業を始めましたが途中から体中ポカポカしてきて最後は心地よい疲労。みんなの体もスッキリ!

開墾第2回(2010年2月6日~7日)

那珂川町では珍しい雪でした。株を掘り起こし、その土を土手に利用します。小さい子どもも一緒にみんなで土運び。
前回の開墾で地面があらわれた谷津田に美しい訪問客が訪れました…そう、ルリビタキです。瑠璃色に光る羽毛に、みんなしばし見とれました。

開墾第3回(2010年2月27日~28日)

田んぼに水を送るための水路づくりです。大・小ふたつのトンボ池もつくりました。ミネラルいっぱいの沢水をふたつのトンボ池に流して水を温めます。田んぼは棚田になっているので、一番上の田んぼから順番に下の田んぼまで水が流れるように水路をつくりました。

開墾第4回(2010年3月13日~14日)

田んぼの耕うんをしました。耕運機も使いましたが、最後はやっぱり人力。クワをテコの原理を使いながら土を耕していきます。また、土手のやぶを払うときれいな沢が現れました。

こんなお米を育てています(年によって変わります)

◆黒米(古代米)
黒米は、おはぎの起源で古くからお祝いの米として珍重されてきたという説もあります。
栄養分は現代の白米と比べ、たんぱく質・ビタミンB1・B2・ナイアシン・ビタミンE・鉄・カルシウム・マグネシウムなどが豊富に含まれています。

◆赤米(古代米)
赤米は日本に初めて伝わった米と言われ、赤飯の起源と考えられています。栄養成分は現代の白米に比べ、たんぱく質や各種ビタミン、ミネラルが多く含まれています。

◆モチミノリ(もち米)
名前の由来は、「多収で実りの多い糯(もち)品種」。粒が大きくて粒揃いが良く、味がしっかりしています。せんべいにすると、大きくきれいに膨らみ甘味があります。

◆なすひかり(うるち米)
那須高原の〝なす〟と、コシヒカリの〝ひかり〟を取って命名。お米がしっかりと詰まっていて、香りと粘りがあり、味が良いのが特徴です。

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